ガクチカの見つけ方【結論:課題解決の経験を見つける】

こんにちは!
キャリア支援に1年半携わっていた、なのかです!
今回は

ガクチカになるものがありません
どのように見つけたら良いのでしょうか?
こんなお悩みにおこたえします
本記事の内容
- ガクチカとは?
- ガクチカの見つけ方
- ガクチカの書き方
私は、1年半キャリア支援・就活支援のプログラムに運営として、携わっていました
そこで悩みTOP5に入ってくるであろう、「ガクチカがない」
これまで何もやってきていなくて、ガクチカになるものが1つもない……
まわりよりもすごいことなんてないよ、こんなものがガクチカにならないし……
このようにいう人が多かったですし、今見てくれているあなたもそう思っているのではと思います
ここで私が伝えたいことは
みんなガクチカはあります、そして、それは比べなくても良いということ
私の考えとガクチカを見つける方法をここからシェアしますね
※一個人の考えも含まれていることをご了承ください
ガクチカとは?
ガクチカとは、学生時代に力を入れたこと / 頑張ったこと
ガクチカという単語が一人歩きしている可能性があるので、改めてお伝えしますが、ガクチカとは、学(ガク)生時代に力(チカ)を入れたことです
ガクチカを企業が聴く目的は、就活生の成果の出し方を知るため
そもそも新卒の採用活動をする目的の一つに、将来的に会社の中心となる人材を採用することがあります
新卒採用には、膨大な時間・労力・お金がかかります
それでも新卒採用をするのは、会社を成長させるためです
この将来的に会社の中心となる人材を採用する / 会社を成長させるためには、採用した人には成果を出してもらわなければなりません
だから、就活生の成果の出し方を企業側は知りたいのです
ガクチカは成果の出し方の再現性が大事
ガクチカで書くことは、自分の経験の中で課題になっていることを解決するまでの過程です
基本的に仕事は課題解決なので、その課題解決でどう成果を出せるのかということを示すことが大事になってきます
ある経験で成果を出すことができた、これはすばらしいことです
しかし、それが仕事で同じように成果を出せるとは限りません
再現性を示すために必要な要素が、自分らしさがあること
再現性があるということは、同じような状況になったときに同様の成果を出すことができるということです
自分らしさ=自然とやっていることが反映できていれば、再現性は高いと予測できます
自然にやっているのだから、同じ視点を持ってやることができると考えられるわけですね
ガクチカの見つけ方
【再掲】
ガクチカで書くことは、自分の経験の中で課題になっていることを解決するまでの過程です
自分の経験の中で課題解決したことであれば、良いのです
「課題解決なんてしたことないんだけど……」という質問に対する回答
課題解決は大きく捉えすぎないでください
これまできいてきた人だと、課題解決なんて大層なことしたことがない、自分にそんなすごいことはできない、そう返ってきてました
今までやってきた経験の中で自分が試行錯誤したこと、提案して採用してもらったこと、疑問に思って行動してみたこと、何かあるはずです
- イベントの満足度を上げるために企画を提案し、実行した
- 集客数を増やすために、試行錯誤をして実践した
- アルバイトの離職率を下げるために、ヒアリングをして、環境を整えた
これは一例ですが、やってみたことを挙げてみましょう
具体的な見つけ方ですが、3つの方法を提示します
- 自分でこれまでの経験を深ぼる
- 他人に経験を深ぼってもらう
- 自己分析をする
- 適性診断
- ストレングスファインダー
まずは経験からガクチカを見つける方法
自分でこれまでの経験を深ぼる
自分でこれまでの経験を深ぼってみましょう
自分がどんな経験をしてきたのか
そこから「なぜ」で深掘りましょう
他人に経験を深ぼってもらう
自分で深ぼってもしっくりこないこともあります
他人に深ぼってもらうと、ガクチカとして使えると思える場合も多くなります
そのため、他人に深ぼってもらいましょう
深ぼってもらうときは深ぼることに長けている人にやってもらうのをおすすめします
ここから2つは経験からというより、自分の持っている性質や長所などが活かされた経験を探す方です
結局は成果の出し方を伝えることが重要なので、自分がどんな性質を持ち、それをどう活かしたのかを伝える経験は後付けの根拠になるものです
そのため、経験から探すのが難しいという人は、自分の性質から分析しましょう
自己分析をする
ガクチカになりそうな経験を分析するというだけでなく、自分のことを徹底的に分析し、自分がどういう人間なのかということを言語化します
適性診断
ココシロ適職診断
無料で診断を受けたい人
長所/短所の診断結果を知りたい人
職業名を参考にしたい人
30問程度の質問で、全16種の性格タイプ&おすすめ職種で診断してくれます!
私も診断を受けましたが、本当にすぐに診断を受けることができます!
まずは、自分の長所を読み、その長所が活かされた経験が何か、どのように活かされたのかを出してみましょう!
ストレングスファインダー
ストレングスファインダーとは、アメリカのギャラップ社が開発した才能診断ツールです
資質は才能であり、資質自体が強み・弱みになるというわけではなく、資質の活かされ方によって、強みになる場合と弱みになる場合があります
資質の診断からその資質が強みとして発揮された経験を出してみましょう
ストレングスファインダーの詳しい解説はこちらから

ガクチカの書き方
ガクチカを書く上で重要なポイント
上記で示した通り、重要なポイントは
- 課題解決の過程を示す
- 再現性を示すこと
- 自分らしさを示すこと
まずエピソードは自分らしさが表れているものを選ぶ
自分が自然にやれていることが活かされたものを選びましょう
自分らしさが表れているものは、例えばこのようなもの
- 自然に立ち回ったことが成果につながったこと
- 他の経験でも同じような動き方をしていること
そのエピソードでどんな課題解決をしたのかを分析する
下記の4点は言語化しておきましょう
- どんな課題を解決したのか
- なぜその課題を解決したいのか(自分らしさの観点)
- なぜその解決策をしようと思ったのか(自分らしさの観点)
- 自分がその課題を解決できたのはなぜか(再現性の観点)
例えば、イベントの集客に関するエピソードを選択したとき
- イベントの集客率の改善
- 交流を目的としているイベントで来てくださる方が少ないと、交流の機会の効果が最大化されず、イベントの目的を達成することができないから
- ターゲットが学生だから、学生が日頃から見ているSNSに注力した方が良いから
- 疑問に思ったことは徹底的に調べ、PDCAを多く回したことが改善につながったから
再現性がある根拠を持っておく
上記の例で言えば、
- 物事の最終目的から逆算し、目の前の課題に向き合うことができる
- 徹底的に調べ、PDCAを回すことができる
ということが読み取れる
この2点が他の経験においても発揮されているかを分析する
他の経験でも発揮されているということは、社会人として働くときにも発揮できる可能性が高い
その期待値を評価してもらえれば、会社としても就活生としてもミスマッチが減るであろう
伝わりやすい構成でまとめる
- 結論:内容と結果を1~2文程度にまとめる
- きっかけ:経験をするきっかけ
- 目標:達成したいこと
- 課題:目標の達成に対する課題
- 解決策:課題を解決するための策
- 結果:解決策を講じたことによる成果
- 学んだこと:経験から得たこと
Q&A
- ガクチカは大学生の経験でないといけないのでしょうか?
-
結論、大学生の経験でなくても大丈夫です
大事なのは再現性があることを伝えることです
なぜ大学生の経験の方が良いのかは、直近の経験の方が再現性を持ってできそうだと判断されるからです
中学生の経験だと、今も同じ行動をするのかははっきり言って、わかりません
中学生から今までの過程でさまざまな価値観や人との出会いがあり、行動原理が多少異なっている可能性があるからです
しかし、しっかり再現性があるということを伝える、他の経験でも活かされている場面があれば、伝えることはできるでしょう
実際にガクチカに中学生の経験を使って、内定をもらっている人もいます
まとめ
ガクチカの見つけ方、いかがでしたでしょうか?
ここまで読んで、ガクチカかけそう!、ガクチカはこう見つけるのかと思っている人、実践してください
かけそうと思っても、手を動かしてみたら、まだ分析が足りなかったということは往々にしてあります
自分を徹底的に分析できたというところまで分析してみましょう!